"Young Frankenstein" オープニング以降のレビュー(3


ちょっと前のエントリで、単独に取り上げたヘラルドネットの分も先頭に貼っておきます。重複、お許しください。

リーデルさんのコラムにあるロジャー・バートの発言、

At the opening-night party in the Space Needle high above Seattle, leading actor Roger Bart said the musical plays like "The Rocky Horror Picture Show," which attracts cultists who call out all the funny lines during the film.

"It's a very strange thing to hear people laughing at a joke before you say it," he said. "Sometimes they yell out the lines before we do."

を読んで、いかに『ヤング・フランケンシュタイン』という映画が愛されているか、しかも「大好きで全部台詞もわかっているから舞台を見る必要がない」とは思われていないのだなあ、と、改めて感じ入りました。『ロッキー・ホラー・ショー』はもちろん映画しか見ていませんが、元々は舞台。それが映画になり、映画館でファンというかカルト的マニアというか、みんなで同じ喝采や動きをするんですよね。映画なのに。そして、何度も見ているから台詞も動きも全部知っているのに。そんな意味なんだろうな、と思いました。


そして、まさに映画『ヤング・フランケンシュタイン』ファンの方のブログエントリー。

映画バージョンの大ファンは、Mel Brooksの大ファンであることも多く、いろいろと身をちぎられる思いをしたようです。どうしたって元の映画の役者と比べてしまうの。でも、見ているうちに博士に「どんどんなじんで」くれたようです。よかった。エリザベスはあまりに映画バージョンと違うので、ちょっととまどわれたようです。メーガンが『ウィル・アンド・グレイス』のカレン役としてあまりに有名なので、カレンがダブって見えた、ということもある模様。

また、プリンシパルが初登場するたびに拍手と喝采、というのも初めての体験だった、と書かれています。たとえばアイゴール役のフィッツジェラルドを、筆者は知らなかったし、会場のほとんどの人も知らなかっただろうが、登場で大喝采、それは「アイゴール」の登場へ喝采だろう、つまり、“役者へ、というより、その役への喝采と拍手”のように思えたそうです。興味深い話です。