『プロデューサーズ』鑑賞の手引き


はたして映画『プロデューサーズ』(2005)は、子どもに見せて大丈夫か?

ほめられない言葉遣いや行動はないか?

宗教的に問題点はないか?

心臓の弱い人に見せても大丈夫か?



そんな疑問に答えてくれるのが、


SCREEN IT! PARENTAL REVIEW: THE PRODUCERS


このサイトは微に入り細にわたって映画を分析し、「問題のシーン」がないかどうかを書き出してくれるのだが、こういう視点から『プロデューサーズ』を見直すのも新鮮だ。

ちょっとどうでしょう、な言葉として、

「セックスにまつわるスラングが4回、女性の胸を表すスラングが1回、hellが4回、assが3回(うち1回はholeと一緒に使用)、damnが5回、"Oh my God,"が5回、"Oh God" が3回、"By God"と"Jesus." がそれぞれ1回」

など。

バイオレンス。

・案内嬢が群衆に倒される
・マックスがレオの顔に水をかけ、叩く
・階段から人が落ちてものが壊れる音が聞こえる
カルメンがロジャーを叩く

など。

もちろんこれらが「笑いを目的とした表現」であることは、最初に明記されている。

その他、セクシュアルな表現についての抜き出しの細かさは、ほとんどあらすじを読んでいる気分。「えっ、そこもセクシュアル?」と目から鱗の箇所もあった。

また「JUMP SCENES」なんてあったかしら? と思ったら、冒頭、マックスがソファから、がばっ、と起きあがるシーンだった。なるほど。

決して揚げ足取りではなく、本気で「こういうことを気にする人のため」に、一言一句、一挙手一投足を目を皿にしてレポートしてくれているのだと思うと、感動するしかない。


他の作品のレポートもとても興味深い。映画好きならいつまでも読んでいたくなる不思議なサイト。