"Hostel: Part II" Opening Weekend


※間違って2日分ほどエントリを削除してしまったので、時間軸がおかしくなりますが再アップします。


公開前の映画に関する情報は、どれをとってもいろいろな意味でネタバレなので、何も知識を入れたくない方はお読みにならないことをおすすめいたします。








先週金曜に公開された"Hostel: Part II"、最初の週末の興収は約$9Mで、ボックスオフィス6位。きつい位置です。最終的にペイできるのは確実なのでそこは安心なのですが、評価が思いっきり極端に走っているのが気になります。一切合切悪い評価で、いい評価は全部提灯記事、とわかれば、それなりに納得いくのですが、純粋に「つまらない!」「駄作!」と言い切る人と、何か悪意をはき出すきっかけを待っていたのか、と思いたくなるほど極端な酷評、そのうちの何割かは文法がめちゃめちゃで、小文字ばかりだったり大文字ばかりだったり、そんな評価がが入り交じり、かと思うと、淡々と「一作目より、話もキャラクターもよくできていた」「ここが大変素晴らしい、ここはもう少し」「一作目ほどグロくなくてよかった(あくまで見た人の主観)」という評価もあり、またそういう評価に限って文法や段落の使い方が落ち着いていたりする。非常に乱暴な分け方ですが、イーライ・ロスを信奉する若者以外に、比較的大人が高評価を与えているような気がします。


この映画、自分の目で見て確かめて、いろいろな側面から評価してみたくなりそうです。そもそもこのジャンル自体が嫌いな人の評価、好きな人の評価、若い人の評価、ある程度大人の評価、映画の文脈を読み慣れた人の評価、ストーリーというもの自体になじみのない人の評価……。二次元グラフではなく、三次元グラフを使わないと表現できないほど、評価する人の視点がさまざまなのが印象的です。


さまざまな評価を読んで、個人的にはたぶん、好きな映画になりそうな予感。得られるものと得られないものをはかりにかけたら、得られるものの方がかなり大きい予感。ちなみに、おそるおそるいくつか最近のホラー映画を見てみたら、なんと自分はブラッド・アンド・ゴアが全然平気だった、という衝撃の事実。そうか! わたしが苦手なのは突然「わっ!」と驚かすタイプのホラーだったんだ!


秋の日本公開前にDVDが発売になる……なんてことは、あるわけないなあ……とにかく早く見たい!!



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